カゲツミってなに?
カゲツミとは
〈影罪(かげつみ/イル)〉
〈影摘み〉
〈影神(かげつみ/影神)〉
の三種に分類され、肉体そのものを魔力で構成した生物の総称。生物の魔力を食料として必要とし、時に人を襲いますが、魔力による爆発的な超破壊能力を持ち、警察などでは対処できません。
〈影罪(かげつみ/イル)〉
とは?
体長は数メートル。粘液と触手にまみれた、蠢く黒い肉の塊。それが影罪。影神が産み出すことは確認されているがそれだけでは数の計算が合わず、ある意味上位種の影神より謎に満ちた存在です。
知能はなく、生物の魔力(強い感情、運命含む)を狙い影より染み出します。
〈影摘み〉とは?
影摘みは〈カゲツミを倒す任務〉を帯び、〈カゲツミ界〉と呼ばれる異次元からやってくる破壊者。その性質は善でも悪でもなく、人間を下等生物としか見ていない者もいれば、対等の友人と見ている者もいます。
カゲツミ界から派遣される際、記憶の一部はロックされ、任務に必要なことと個人的な事柄以外は思い出すことができません。
政府が最初に認識した影摘みが少女だったためその印象が強いですが、実際は老若男女はもとより動植物や神話の生物の姿、はては無生物型まで様々です。
こちら側の生物を魔力の供給源〈隷(パートナー)〉とすることで短期間なら人を襲わずに活動できます。カゲツミの中ではこの影摘みのみがPCとして使用できます。
〈影神(かげつみ/マリス)〉
とは?
影神は影摘み同様魔力を力の根源とし、影摘み同様隷を持つこともできます。能力的な違いがあるとすれば〈影罪を産み、従える能力〉の一点のみです。
また、外面的な違いとして自ら生成出産した影神の卵〈鎖凪(さなぎ)〉を体表や装備に埋め込む、あるいは宙に従えている傾向があげられます。鎖凪は魔力の到達点〈深域〉をコントロールするための副脳として機能するため、その数で影神の実力をある程度測ることができます。
人間の魔力を捕食する存在であるため人間を下に見る者が多いのですが、永い年月を生き延びた影神は決して人間を侮ったりせず、時に友好的な関係を望む者すらいます。ただしどんな性質だろうとカゲツミ界からすれば抹殺の対象であることに変わりありません。